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適当に訳せ。。。

前々回、よっぱらったイキオイで(丸三日かかったが)スーパーdis記事を書いたジャスト・ライドなんだが。
いいだけ書き散らし、勝手に勝利した満足感からまたパラパラと立ち読み(そこ! 買った本よりよっぽど読んでるとか言わない!)し、
あるページでふと疑問に駆られた。 体重のある人が坂を上る時は、シートから立ち? 交互にペダルを踏み込み?? バイクを左右に揺する???
・・・・・・・・。????????
・・・・・・・・、それって・・・・・・・・・ 「坂ではダンシング。」の一言で済むんじゃね? なして丸々一頁使って説明してんのよ???

長考・・・・・・・・・・

あーっ! わかったあ!!



もう一度表紙を見返す。 ラディカルで 実践的な 自転車 入門!!



そーだ。 そーなんだ。 言ったとおりだ。 そりゃ「ゆるふわポタガールふみこの、自転車で楽しくダイエット!」とかわんないさ。
だってただの入門書なんだもん。 グラントの旦那はただの入門書としてコレ書いたんだわ。
いわゆる、40度の人向けではないの。 10度の人向けなの。 5度の人よりちょっとだけ冷えてなくて、暇な時に自転車で遊んでみたい、
けど周りのそーゆー人はみんな目が三角で血走っててローラー台でFTP値上げるのに躍起で、自転車そーじゃなきゃダメなの?
という10度の迷える子羊のための本だってコトなんだよ。
決して、自分40度なんだけど70度ヤローがやれぬるいだ気合が足らんだと偉そうに、ざけんじゃねえぞ!の本ではないんだよ。
そこで浮かび上がるのが日本語版の歪曲疑惑。 聞けばこの本は、自転車とあんまりカンケーない音楽業界の出版社が、
自転車に乗ってないランナーの翻訳者に訳させたらしく。
それかよ。 お前らかよせっかくのマグロの切り身にマヨネーズかけてレンジでチンして、「SUSHIデース!」って出したのは。
せめて「ツナマヨオニギリデース!」って言えば江戸っ子の俺もバーローチクショー!にまではなんなかったのにさ。
誰がどーいうおつもりでそういう演出をしたんだか、単なる入門書がレーサーかぶれへのアンチテーゼみたいに脚色されてたんだわな。
それをかぶれまくってるオレみたいなのが読んだんだから、そりゃフランベもするわ。 

やー、ごめんねグラント君。 よっぱらったイキオイでずいぶんと憤っちゃって。 多分キミのせいでないよ。 笑。




さて。 おふざけはこのくらいにして。 ひとつだけ本気であやまらなければいけません。
それは、ふみこさん。 本物の踏子さんは、決して ゆるふわポタガール なぞではございません。
北都・札幌にて昭和30年代から平成15年まで雨の日も雪の日も朝から晩まで黙々とミシンを踏み続けていた職業婦人の鏡。
その爽やかな笑顔の下で続けられた精密機械のごとき正確無比なペダリングはジャック・アンクティルも顔負け。
もし自転車に跨らせたならば数々の記録を打ち立て、日本の女子レース界の歴史を変えたであろう彼女。
世に出回るミシンが次々と電動式に変わっていっても頑なに機械式にこだわり続けた鉄人。
勤務先の中山ミシン店の閉店によりひっそりと引退していった彼女、千鳥踏子さん。
大いなるリスペクトをこめて、その名を記事に借用させていただいてましたのさ。 感謝。





   
by denzib | 2016-12-29 22:09


痛くてもしょうがないよ芸風だから 一応自転車ブログ


by denzib