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天照降臨。


「またまたそんなダーリン、大げさだっちゃ、てれるぜ!」

いっそもう国民の祝日として長く後世に語り継ぐくらいは当然というものではござんせんか!!」
「あらあらあら。 で、どうだっちゃ? ウチの新しいお大事なアソコのアンバイは? ダーリンお望みの、めめーず千匹をチョイスしてあげたっちゃよ?」
「こらこらこらこらーっ!」

あの、ルナさんに仕込まれていた逸品、PMPのチタンBBが遂に!日の目を見る時が来たのですじゅるるるる・・・・」

「チラリと覗く鈍色のシャフトのエッロいことエロいこと! そしてもがけばヌルヌルのトゥルトゥルがペロッペロと湧き上がる官能の渦!
だーいじょーぶーダーリン? ふたこすり半であっさり出ちゃったりしないでよねー?」
「だからっ!!」

まさかのトークリップを使ってでも一度は踏んでみたかった、BIKE道楽の極致。 えくすたしぃ。」

一度くらいはハメ外し損ねでの立ちゴケも覚悟してたんだけど、チェッ!w」
「それがあったんでまずは貸切ともいえるAKを選んだんだけども、いやー正解。 発進停止の危なっかしさったらもう、アータ!www」

「うひー、こりゃたまらん! 回りの軽さもさることながら、踏み面の広さとペダルボディの剛性感!!
普通のときはワカランけども、ダンシングでクソトルクかけたときとか、限界ケイデンスでブン回したときには、『はふうっ!』って声が出ちゃうw」
「キモイっちゃねーw そーゆー調子こいたセリフは、せめて限界ケイデンスが150超えてからほざくっちゃwww」

「これがねえ。 驚くべきことに、特に問題がない。」

「いやいやいやいやラムさん? これはね、すごいことだと思うんですよ? 単なるトーシローの組んだホイールが、
三ヶ島のSUPREMEやPMPのチタンBBやヴェロフレックスのスプリンターといった名品の味を損ねることなく
キミを前に進めているというのはこりゃアータ、たいしたもんだ三太郎。
ゾンダやキシリウムやボーラやのむラボを普通に履いてる放蕩者が問題ナシと言える車輪ができたというのは、
もう勝ったも同然でしょう! えらいぞ俺!! ほめてつかわす!!」
「やれやれ。」
「さてここで問題です。 回転系をビシバシしてバディ各所の永年の所帯やつれをエステティークしたウチは、
どうせだからとさらなる女子力アップを狙い、ちょーっとしたお茶目を施しました! さあいったいどこでしょう?」

「そうそう! このゴージャスでありながら、今もっともトレンディなジャパリパークをフューチャーしたツールバッグにアメちゃんを仕込んで、
大幅な大阪のオバちゃん力のアップに成功・・・・、てオイ!!」
「ではここでヒントです! 超イントロ、ドン!!」

「バーカ、そんな大ざっぱでロードバイクが走るかよ! こりゃDi2だな。 6870のファームアップでシンクロシフト対応して左手遊ばせて余計なあーんなコトやらこーんなコトをしようってえ、いかにもあのバカが考えそうな・・・・・」
「貴女達って本当に浅はかね。 あの昭和脳で甲斐性なしの旦那がよりによってお姉さまに大枚はたいてそんなハイカラな真似をするワケがないでしょ? 答えはこれよっ!」

「フロントのみWレバー使用のMIXコンポ。 フロント変速のストレスを払拭したローテクの勝利ね。」
「ふえ~、流石は博学昭和女史。 若年増にはかなわねえなあ。」
「ルミたちみたいなナウなヤングには考えも及びませんわん!」
「あっ、貴女達ねえ!!」「おっ? やるかあ!?」「やっちゃえー!!」
「こーらっ、そこ! じゃれ合うんじゃないっちゃ!!」

「いやー、なくなって気付いたんだけどさ、俺、ワリとこの二番に人差し指添えて、ダンシングん時なんてここでリズムとってたんだよね。
で、だ。 二番なくなっちまうと左の人差し指が行き所がなくってさ。 つい、スポッとな。」

「ほぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃーっ!!!」

「耳の穴から黒煙出しながらにやけるんじゃないっちゃ、このドM大将。」

トリム調整でちまちまイジらんとならんかったりすんだけども。 それもまた道楽。
Wは昔、銀ちゃんがそうだったんでさすがにちょっと、だったけど、俺あたりにゃこのくらいがいいのかもねー。
ところでラムさん? せっかくリムがイッターリャになったのに、またシマノが増えちゃったりして、ご機嫌ナナメったりしてない?」
「あーらイヤですわ! ウチだってもうこの日の出づる国に嫁いで20年になるんですもの、ミソシル、オシンコ、ナットーだってこの通り!!」



「んもー、どこまでもエッチだねー。 そしてまたこのサドルがエロいもんなー。元々はルナさんのだけど、リンダに引き継ぐ時に一ネタ。
そしてリンダがスパルタンXなサドルを手に入れたことで暫し宙に浮いてたんだけども、
まるでジグソーパズルの一片のように、ここでラムさんにしぱーっと収まる。 見た目にも、乗り味的にもね。
今までのリーガル。 ゾンコランのリノ。 オリジナルフライト。 そしてこの
四っつを並べてしばし悩んで、で、コイツを選んだワケだけど、いいなあ、コレ。 少なくともリーガルよりは全然尻に合うw
そしてねえ、BIKEによっても合うサドルは違うんだよ。 尻に合うだけじゃないの。
俺の尻にリンダの魅力を伝えるサドルと、俺の尻にラムさんの魅力を伝えるサドルは必ずしも一緒じゃないんだよなあ。
ううむ、奥が深い。 こーゆーバイク道楽がたまんないワケ。 ルナさんありがとう、キミのパーツは姉様を一層輝かせてるよ。」

ここからは俺だけの悦び。 そんな彼女がいったいどんな魔法を見せてくれるのか。

「あのねえ、あの晩秋の空気とこの春爛漫の空気じゃ、そりゃ勝負自体が無理! つうか、さやかの元ネタってツイッターでしょ?
誰も知らねえって、このblogとツイッターとインスタグラムを全部フォローしてんのは書いてる本人だけだってwww」

こういう撮り鉄的ショットより華のある画が欲しいっちゃーっ!!」
「ううーむ。 じゃあここから直で転げ落ちた神社でそのような画を・・・・・・」

「あーらら、やっちゃった。 残念、DENZI君。 罰として1コマ戻る、だっちゃね。」

戻れと! この病に冒された足で登れと! 脊柱が狭窄して神経が圧迫されるでしょっ!!」
「ウチはしーっかり治ってるんで全然へーきだもーん。
アシックスが、三ヶ島が、PMPが、アンブロが、ヴェロフレックスが。 登ってみせろとせがんでるっちゃ!」

「野生動物と一緒にすなーっ!」
「飼い猫。」

「・・・・・・・・・・、ふんふん、ぐしゅんぐしゅん・・・・・・・」
「まあまあ、そう泣かないの! よくできましたのご褒美をあげるっちゃ、はい、そこをしゅわっと右ね。」

「むふふのふん、もう知りつくしたと思ってたGZさんにもこーんな隠しダマがあったとは驚きでしょ。」



久々の逢瀬を終え、AKに戻り
クルマに立てかけ、靴を履き替え
さてしまおうかと目をやって思わず二度見
今さらなのにドキリとするほどの美しさ
そりゃそうさ だって彼女は 俺の神
暗闇の この世に降りた 天照大神
この世を照らし 奇跡を起こす
俺だけの女神に 乾杯
クルマに立てかけ、靴を履き替え
さてしまおうかと目をやって思わず二度見
今さらなのにドキリとするほどの美しさ
そりゃそうさ だって彼女は 俺の神
暗闇の この世に降りた 天照大神
この世を照らし 奇跡を起こす
俺だけの女神に 乾杯
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by denzib
| 2017-05-13 23:38
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